先日、糸井がFAで阪神に移籍したことにより、補償というものがオリックスは得られることになります。
保証には金銭補償と人的補償があり、オリックスは人的補償を求める事を公言しています。
阪神がプロテクトする、28人から漏れる選手から獲得できるわけですが、ここで、少しプロ野球界で定められている金銭補償、人的補償の決まりごとを確認してみましょう。
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金銭補償
金銭補償はその名の通り、お金がもらえます。
いくらもらえるかというと、ランクAの選手は前球団時の年棒の50%、ランクBの選手は年棒の40%がもらえます。
人的補償
人的補償というのは、プロテクトから漏れた選手を1名獲得できるのですが、それだけではなく、お金も少しもらえるのです。
いくらもらえるかというと、ランクAの選手は前球団時の年棒の30%、ランクBの選手は年棒の20%がもらえます。
また、ここでいう「ランク」なのですが、これはチーム内の年棒の高い順によって、定められています。
具体的に言うと、チーム内の年棒ランキングで1位から3位がランクA。
4位から10位がランクBなのです。
オリックスの年棒ランキングは
1位 金子千尋 5億
2位 中島宏之 3億5000万
3位 平野佳寿 3億
4位 糸井嘉男 2億8000万
となっています。
なので、糸井嘉男は4位なのでランクBですね。
つまり、今回、オリックスは糸井の移籍の補償を人的補償で要求しているので、プロテクト外の選手1名プラス、年棒の20%の5600万(2億8000万の20%)をもらえることになります。
さて、気になるプロテクトなのですが、プロテクトできるのは28人です。
しかし、この直近のドラフトで獲得した選手は28人に含まれずプロテクトされますので獲得はできません。
ちなみに、複数年契約している選手でもプロテクトから外れれば獲得できます。
なので、複数年契約中の選手であっても、取られたくなければ、プロテクトしなければいけません。
28人という数は、ほぼ一軍登録選手人数です。
つまり、若手をプロテクトすることを考えると、一軍クラスの選手でも何人かは外されるということですね。
近年では、オリックスから寺原隼人がFA宣言してソフトバンクに行きました。
ソフトバンクもいい選手がいっぱいいるので、馬原がプロテクトから漏れて、オリックスは獲得しましたね。
こういうことが起こるので、今回もなかなかのビッグネームが取れるのではないかと考えています。
すでに新聞でもちょこちょこ名前出てますね。鳥谷、西岡、能見などなど。
プロテクトされた選手は我々ファンは知ることはできませんが、どんな名前があるのか見てみたいものですね。
糸井の抜けたライトはとりあえず、ステフェン・ロメロ選手を獲得しました。
ただ、安達のサブになるショートの控えも必要だと思います。今のところ、内野の補強はドラフトで岡崎取ったぐらいですからね。
僕はショート守れる内野手が取れたらいいなと思ってます。
プロテクトの名簿は糸井が阪神の支配下選手に登録されてから、2週間以内にオリックスに届けなければなりません。
オリックスは名簿が届いてから40日以内に決めないといけません。
なので、年内には決まるでしょう!
糸井が抜けたのは痛いし、寂しいですが、人的補償で誰が取れるのかは少し楽しみですね。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。誰を取れるか楽しみにhappy good