球辞苑「グリップ」

NHKBS放送の球辞苑、今回のテーマは「グリップ」です。

 

その前にネタバレ注意です!

録画していて、まだ見ていない方は、ここから先は読まない方がいいです!

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グリップとはバットのつけ根の部分の事で、テーピング巻いたり、短く持ったり長く持ったりと人それぞれです。

 

まずはパ・リーグ首位打者の秋山翔吾が登場。(がんばれー!)

秋山は「グリップは操作性を上げるもの」とのこと。

 

秋山が使っているバットはタイカッブ型といって、グリップエンドにかけてなだらかに太くなっている形状です。

よくアベレージヒッターが使用するバットですね。

 

握り方などは人それぞれなんですが、秋山は調子が良い時はグリップの事は気にならないと。

 

調子が悪い時はどんどん考えてしまうとの事で、グリップとは「調子をはかるバロメータ」だと話していました。

 

 

続いて我がオリックスのT-岡田が登場!

 

握りは小指、薬指、中指の3本の指で持つと。そして、バットを回せるくらい軽く持っています。

理由は、バットをしならせるため!

 

そして、今年の開幕から数試合で構えていた、右手と左手を少し離すバスターのような握り方について語ってくれました。

 

それはずばり!

上半身と下半身を逆の動きをするためと。

 

下半身はピッチャー側に入っていくけど、上半身は残っているので、割れができると。

割れとは上半身と下半身が反対方向へ向かう動作の事です。

 

メリットとしては

①上半身が下半身に引っ張られるため、スイングが速くなる。

②バットの出が遅くなり、ボールを長く見ることができる。

などがあります。

 

 

確かに球場で見ていて、いつもとフォームが違うなと思っていました。

 

開幕戦でいきなり左の濱矢からホームラン打ちましたし、この新打法で今年は行くのかな?と思ってましたが、数試合でやめましたね。

 

その理由は

ピッチャーの、速いクイックに対応できないと。

 

動きが忙しくなって対応できないみたいです。

 

バッティングフォームは元に戻りましたが、その割れを作る意識は持ち続けていたため、今年は日本人トップの31本のホームランにつながりました。

 

 

続いては西武の中村剛也が登場!

右手の小指を左手の人差し指にかける独特のにぎりをしています。

 

大阪桐蔭時代に右手の小指を骨折し、どうやったら痛くないかと模索して、その握りになったとの事です。

 

その握りのおかげでバットを長く持つことができ、ヘッドが効きやすくなってホームラン数も増えたのだとか。

 

 

そして、スタジオには元近鉄の中村紀洋が出演。

中村紀洋は右手をしっかり持って、左手は支える程度に持つとのこと。

 

同じ右の長距離砲でも違うのですね。

ちなみに松井秀喜は毎年、バットのグリップの作りが違っていたとのこと。

 

 

そして、面白かったのが元ヤクルトの土橋勝征です。

バットを短くもつところにテーピングを何重にもグルグル巻きにして、もう一つのグリップを作っていました。笑

 

プロの世界で生き残っていくために編み出したみたいです。

 

 

球辞苑、今回のテーマはグリップということで、普段なかなか聞けない情報が聞けました。

 

とにかく人それぞれだなと。

プロ野球選手一人一人こだわりがあるなと思いました。

 

次回は12月16日(土)23時から。

テーマは「内野安打」です。

 

 

 

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。勝利を頂!

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